秀子へ

2024.11.25

秀子へ

「妻が2度目の入院をしてしまった。妻に一度目と同じ毎日手紙を決意し実行した。」
先週退院前日の手紙を掲載したら、最初からの手紙を見たいという意見が届いた。
10日で退院できたので9通しかないが、順次披露します。

おはよう。よく眠れましたか。1年ぶりの病院でのベッドに寝るようになってしまってごめんね。

せっかく順調に回復し、外用の歩行器も届き、 今日の土曜日は田植えが終わったら夕方から近くの三重公園にその歩行器で散歩に行こうと計画していたのに、 私の不注意で信州新町から帰ってきて玄関に入ってリビングに入る瞬間、君は疲れていたのか転んでしまった。 ほんの一瞬私が油断してしまった。その時はそんなに痛がらなかったので、当日のリハビリを受け、そのまま休んだ。深夜トイレに行こうと君を起こした時、痛がって起きあがれなかった。深夜なので様子見るためにもう一度君を寝かせた。私が起きる時間君を起こしトイレに誘導しようと思ったが、やはり君が痛がって起き上がれず、救急車を呼んで日赤に搬送された。圧迫骨折だった。

転んでしまったら骨が折れ、病院に入院になってしまうから、それだけは避けようねと2人で細心の注意を払いながら1年やってきたのに、 君を転倒させてしまった。ごめんね。痛かったよね。

今朝はいつもより早く目を覚ましてしまった。 隣に君はいない。いつも大きないびきをかきながら眠っている君がいない。6時になって君を起こし、トイレに行き、洗面をし、ストレッチに入る。だんだん強度のストレッチも 君はこなせるようになり、数日前から階段が上がれ、 君が働いていた君の机まで歩いていき、ここで君は働いていたのだよと確認して階段を降りてくる。そして、私の用意した朝食を2人で食べる。

デイサービスがある日は迎えに来るまで待っている。ない日は365日大学のzoomでの勉強会に参加する。

こんな平穏な時を毎日過ごしてきた。それが一瞬、私の不注意で入院する羽目になってしまった。ごめんね。

内場先生から圧迫骨折は10日間が痛い。それが過ぎると楽になるからと励ましのメールが早速入った。子供たちの他 伊藤恵子さんから、塚田たみ子さんから、栗林昌枝さんから、吉澤さんから、勝山さんから、池田杯玉さんから、濱さんから、杵淵君くん、岡田さん、遠く7月行く予定だった古河市の鹿島節子さん、たくさんの人から激励のメールが届いた。

私も君がいなくて寂しいが頑張る。 秀子も頑張っているのだ。私も頑張る。今日は365日大学の田植え。この手紙は田植えが終わってから届けるから、午後になってしまうかも。

待っていてね。寂しがらないでね。必ず君は早く回復して私のもの元に戻ってくる。絶対に戻ってくる。

頑張ろうね。2人は一緒だから。じゃあ今朝はここまでね。 また明日も書くよ

がんばろう。秀子。

令和6年6月8日朝4時29分。

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