魅力ある場所で、自分らしい人生を。
宮沢 みえさん 裕一さん
善光寺平 宮沢農園
春から夏にかけて野菜・花の苗
の生産販売、秋から冬にかけて
シクラメンの生産販売を行う
憧れの「長野」へ
そして初めての農業
私は長野県の南信地方の生まれですが、転勤族だったこともあり、東北や北関東などの地を転々とする暮らしをしてきました。そんな中でも、やはり自然豊かな長野という場所が気に入っていたので、大学時代のアルバイトは八ヶ岳の山小屋で、また「将来子育てをするなら長野がいい」そんな思いを抱いていたこともあり、卒業後は長野に支店がある会社に就職。憧れの長野の地に、一人移住してきました。
その後、主人と出会い結婚。出会った際、農家と聞き、定住できるかも! という期待と喜びが大きかったのを覚えています(笑)。
直接来店型の農園へ。
試行錯誤、毎日がチャレンジ。
宮沢農園は、もともと野菜の苗の生産卸から始まりましたが、今は野菜・花の苗とシクラメンの生産販売をしています。結婚当初は、農業もはじめてで戸惑うこともありましたが、次第に「もっと良くしたい」「知ってもらいたい」そんな思いが強くなっていきました。
品物の魅力を広く伝えるにはどうしたらいいか? もっとお客さまに満足していただくためにはどんな方法があるのか? 今思うといろんな試行錯誤がありましたね。でも、そんな毎日が楽しくやりがいを感じていました。ありがたいことにたくさんのお客様にも足を運んでいただき、この仕事ができて本当に良かったと思っています。
この地域は、子育てにもとてもいい環境です。自然が溢れ、空気もいい。少し先に足を延ばせば、何でも揃うし、買い物や子どもの習い事など、選ぶのにも十分。ゆったりと暮らしを楽しめる場所だなあと思います。
長野で結婚し農業に携わり19年。5人の子どもたちも大きくなって、少しずつですが、これからの暮らしや、やりたいことについて考える時間もできてきました。これからもこの場所での暮らしを存分に楽しみながら、新たなチャレンジもしていきたいと思っています。
ハウスの中は時期になると、色とりどりのシクラメンでいっぱいに。
若穂川田のハウスには、多くの一般のお客様が直接足をはこぶ。トマトは20を超える種類を生産するなど、野菜の苗の種類も多い。