
20代の転職のA君が4ヶ月前、営業職でお試し入社した。当社は3ヶ月勤務後、お互いに継続するか継続しないか決める。「お互い」がポイントだ。3ヶ月後、A君は継続を希望。当社側は3ヶ月のA君の実績の中、impossiburuインポッシブルだった。私はA君にインポシブルと理由を伝えたが、反面当社側の指導の仕方にも問題があるのではないかと思い、私が関与するもう1カ月の期間の延長を提案した。
その関与は今の時代にあっては厳しいものになる。しかしどんな時代でも人間が成長するには夢とそれを実現する自分らしい方法が無いと無理と彼に伝えた。
今度打ち出す方法は君でなければできない君のオリジナルな営業手法だ。君の強みを打ち出す戦略だ。その打ち出す方法は今の時代にあってはアナログ的な方法だが、その方法をやるか確認した。彼は「やってみます」と応じた。
その方法は私が育った時代は当たり前の指導法だったが、今の時代ではパワハラ的な指導法だ。しかし、彼は実行してくれた。通り一遍の営業手法ではなく、彼の強み、「なぜ自分が転職してこの会社に入ったのか」、それのみを手紙と面談で相手に伝える。伝える相手は相手企業の社長のみ。それ1本に絞りこむ。
絞り込ませた。それを1ヶ月間、彼は実践した。
4月1日、彼は見事我が社の正社員になる。
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