

【山田牧場からのお知らせ】
「未来に残したい草原の里100選」に選ばれました!
こんにちは、「山田牧場を愛する会」です。日頃より、山田牧場へのご厚意と応援をいただき、誠にありがとうございます。
私たち「山田牧場を愛する会」はこれまで、山田牧場を“未来に残したい草原”として広く伝えていきたいという想いで、
選定活動を続けてまいりました。
そしてこのたび――
2025年5月23日付で「全国草原の里市町村連絡協議会」より、山田牧場が『未来に残したい草原の里100選』に選定されました!
協議会は6月5日にプレリリースを発表しており、私たちもこの結果を大変喜んでおります。
この活動にご協力いただいた報道各社さま、個人、団体の皆さまに、心より感謝申し上げます。
記者会見を行います
この選定を受けて、以下の日程で記者会見を行います。
選定までの経緯、選定の意義、受け止めや感想、今後の方向などをお話しします。
日程:6月11日 午後3時より
会場:高山村 山田温泉 スパワインセンター 2階会議室
当会顧問の津田吉晃(筑波大学山岳科学センター 准教授)も同席予定です。
当日は、午後1時30分より当会の役員会も実施しておりますので、その様子もご覧いただけます。
現在、山田牧場は…
現在、山田牧場では牛がゆったりと牧草を食み、草原や山々の緑もまばゆいばかり。
ちょうどネマガリタケのシーズンを迎え、自然の恵みをたっぷりと感じられる時期となっています。
この機会に、ぜひ山田牧場へ足をお運びください。
お問い合わせ
山田牧場を愛する会 代表:宮川和浩
〒382-0817 長野県上高井郡高山村大字奥山田 2713-3
📞 080-1045-4517
Kazu.takamiya@gmail.com
「未来に残したい草原の里100選」

はじめに
草原の風景には、不思議と心をほどいてくれる広がりがあります。どこか懐かしく、安心感を与えてくれるこの景色は、
かつて茅葺き屋根の材料を得たり、牛や馬を放牧したりと、日本の暮らしを支えてきた大切な場所でもありました。
しかし今では、そんな草原は国土のわずか1%ほどにまで減少してしまっています。
一方で、近年は観光や地域資源としての価値、さらには希少な動植物の生息地としての重要性が見直されており、
「人が関わることで守られてきた自然」としての草原の魅力が再び注目されるようになっています。
こうした背景のもと、全国に残る草原とその里にスポットを当て、そこに生きる人々の知恵や技術、
想いを未来につなぐため、2022年度から始まったのが「未来に残したい草原の里100選」の選定事業です。
これは「全国草原の里市町村連絡協議会」(会長:日野康志 九重町長)が進めている国内初の取り組みで、
これまでに3年間で全国から53か所が選ばれてきました。
そして2024年秋から第4回の募集が始まり、2025年4月には、京都大学名誉教授・湯本貴和先生を委員長とする
有識者による選考委員会が開かれ、新たに4地域が選定。そのうちのひとつとして、山田牧場も加わることになりました。
これにより「草原の里100選」は、全国で計57か所となりました。

「未来に残したい草原の里100選」は、全国に残る美しい草原の風景を次世代へ伝えていこうという、
2022年度から始まった国内初の取り組みで、これまでに全国53か所の草原が選定されてきました。
2025年4月には第4回の選定が行われ、新たに4地域が加わり、山田牧場もそのひとつとして認められました。
選考には、京都大学名誉教授の湯本貴和先生(委員長)をはじめ、養老孟司さんなど草原や自然環境の専門家が名を連ねています。
趣旨
かつて、⽇本の暮らしは草原によって⽀えられてきました。縄⽂時代から建築物に茅が使われはじめ、農耕が始まってからは、肥料や敷草、
堆きゅう肥の材料として、また、物資の運搬や耕耘などの作業を担う⽜や⾺の飼料として草が必要でした。ワラビやゼンマイなどの⾷物、
⾐料としての苧⿇(カラムシ、チョマ)、センブリやオトギリソウなどの薬草を得る場として、あらゆる⾯で草原の恵みを受けながら、
暮らしが営まれてきました。限られた⼟地の中で資源を最⼤限に活⽤するため、草原を利⽤するルールや⽕⼊れ(⼭焼きや野焼きなど)の
技術が⽇本各地で⽣み出され、引き継がれてきました。草原と共にある暮らしはさらに、秋の七草を愛で、盆には草花を備えるなど、
豊かな⼼情や⽂化も醸成してきました。
しかし、⾼度経済成⻑期以降、草原は国⼟の1%にまで激減しています。失われつつある草原の⾃然と⼈々の営みをめぐって
議論を重ねる中で、草原のある⾥で育まれてきた「過去のものと思われていた」技術や知恵こそが、これからの持続可能な社会を
実現する上で⽋かせないものであることが分かってきました。そこで、2018年7⽉4⽇に、全国23⾃治体の⾸⻑が組織する
「全国草原の⾥市町村連絡協議会(連絡協議会)」は環境省に「全国草原の⾥100 選」の検討を進めていくことについて要望書を提出し、
連絡協議会として選定事業を推進しています。
「共創資産」を引き継ぐ
地域における草原と向き合い⽅は、⼈々の草原への働きかけと草原からのフィードバックが繰り返されることで、
経験的に紡がれてきたものです。⼈と⾃然との⻑年にわたるやり取りにより地域に蓄積された知識・意識・技術、
それこそが草原の⾥が持つ価値です。この価値あるものを「共創資産」と捉えました。⽇本各地の草原の⾥には
それぞれに共創資産が残されているはずです。各地に残る「共創資産」を⽇本全体で共有し、活⽤していくことで、
次世代に希望のある⾃然共⽣型社会をつくることが「未来に残したい草原の⾥100 選」を実施する⽬的です。
選定の視点
草原の⽣態系と⼈々が暮らす⾥との関係性が作りだした「共創資産」を軸に、以下の観点から選考を⾏います。
(1) ⽣物多様性の保全
(2) 草原を維持するしくみや、価値を享受するしくみ
(3) 草原に対する思いの強さ
(4) 共⽣型社会の実現に向けた波及効果(ロールモデルとしての期待)
未来に残したい草原の⾥100 選 選考委員会
主 催:全国草原の⾥市町村連絡協議会
後 援:環境省、農林⽔産省
協 ⼒:⽇本⾃然保護協会、⽇本茅葺き⽂化協会、全国草原再⽣ネットワーク
選考委員会名簿
委員⻑
湯本 貴和 京都⼤学名誉教授、京都芸術⼤学客員教授、公益財団法⼈⽇本モンキーセンター所⻑
委員
安藤 邦廣 筑波⼤学名誉教授、⼀般社団法⼈⽇本茅葺き⽂化協会代表理事
河野 博⼦ ジャーナリスト、⼀般財団法⼈⾃然環境研究センター理事
⾼橋 佳孝 ⼀般社団法⼈全国草原再⽣ネットワーク代表理事
⻑沢 裕 タレント、公益財団法⼈⽇本環境教育フォーラム理事
中村 義明 ⻑野県⼩⾕村⻑、全国草原の⾥市町村連絡協議会会⻑
町⽥ 怜⼦ 東京農業⼤学教授
養⽼ 孟司 東京⼤学名誉教授
(2025 年4 ⽉10 ⽇時点、敬称略、五⼗⾳順)
今後の予定
2025 年夏〜秋 認定書授与式
未来に残したい⽇本の草原2025(仮称)冊⼦の作成・公表
第5回選定の公募開始
2026 年春頃 第5 回選定
参 考
全国草原の⾥市町村連絡協議会について草原をもつ⾃治体間の連携と草原保全を進めることを⽬的として、
2016 年11 ⽉に発⾜しました。現在、31 市町村により構成されています(現事務局︓⼤分県九重町)。
2019 年の定時総会において、「未来に残したい草原の⾥100 選」の選定事業を進めていくことを決めました。
なお、本ページの下部に、今回選定された名称および所在地、各選定地の連絡先をまとめた資料を掲載しております。
ぜひご参考としてご覧ください。
本リリースに関するお問合せ
全国草原の⾥市町村連絡協議会 事務局 担当:⼤津、帆⾜
〒879-4895 ⼤分県玖珠郡九重町後野上8-1 九重町役場 住⺠環境課 環境グループ
Tel: 0973-76-3802
Email: sogen100@sogen-net.jp
メールアドレスへのご連絡を推奨しています。
<資料1> 今回選定された「未来に残したい草原の里 100選」の名称および位置

<資料2> 選定地の連絡先

<資料3> 第一次選定(2022)〜第三次選定(2024)の草原の里(53地区)

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