「歌川国芳 パノラマ錦絵の世界 展」 開催

2025.09.29

「歌川国芳 パノラマ錦絵の世界 展」 開催

作品名:鬼若丸の鯉退治

江戸末期を代表する浮世絵師・歌川国芳。
その国芳が考案した「三枚続き」のパノラマ浮世絵をご存じでしょうか。

三枚の大判錦絵をつなげ、一つの壮大な場面を描き出すその手法は、
まるで現代のカメラによるパノラマ撮影のよう。
人物の躍動や風景の広がりが見る者を物語の世界に引き込みます。

このたび、田中本家博物館が所蔵する歌川国芳の三枚続き浮世絵27点を一堂に公開する、初の特別展を開催いたします。
浮世絵学会理事・稲垣先生も「一堂に展示されるのは大変珍しい、初めてである。」と評された、大変貴重な機会です。

展覧会の見どころ

  • 国芳の代表作《水滸伝》をはじめ、武者絵・風景・戯画など多彩なジャンル
  • 西洋画法を取り入れた挑戦的な表現
  • 滅多に公開されない田中本家秘蔵の三枚物錦絵

江戸の人々を魅了した迫力と遊び心を、ぜひ間近でご覧ください。

期間
令和7年9月13日(土)~12月14日(日)
毎週火曜休館(祝日の場合は翌日休館) ※10月は無休開館

開館時間
平日 11:00~15:30  土日祝 10:00~16:00
※12月は 11:00~15:30

料金
大人 1,100円  中高生 350円  小学生 250円

会場
豪商の館 田中本家博物館


歌川国芳は江戸時代末期に活躍した浮世絵師です。
12歳のときに描いた絵が初代歌川豊国の目に留まり、15歳で入門、浮世絵師を目指します。
20代は不遇な時代を過ごしますが、31歳のときに描いた水滸伝の浮世絵シリーズが人気を呼び、一躍人気絵師となりました。

国芳は、武者絵、美人画、役者絵、風景画、戯画、風刺画など様々なジャンルに挑戦するだけでなく、
浮世絵に、西洋画の技法を取り入れるなど、常に新しい表現を模索し続けた人物でした。
その国芳が発明したのが、浮世絵を三枚組み合わせることで1つの作品を描くスタイルです。
浮世絵を3枚つなげることによって、カメラでパノラマ撮影したような迫力ある表現に成功しました。
人物の躍動感、風景の広がりは鑑賞する人々をより物語の世界に没入させたことでしょう。

本展では、田中本家博物館が所蔵する歌川国芳の大判錦絵三枚続きの作品を一堂に公開する初の企画展です。
※錦絵とは、多色刷りの木版画(浮世絵)の事です。

作品名:一之谷逆落としの図

作品名:児雷也


開催概要

展覧会名
歌川国芳 パノラマ錦絵の世界 展

開催期間
令和7年9月13日(土)~12月14日(日)

休館日
毎週火曜(祝日の場合は翌日休館)
※10月は無休開館

開館時間
平日 11:00~15:30
土日祝 10:00~16:00
※12月は 11:00~15:30

入館料
大人 1,100円
中高生 350円
小学生 250円

会場
豪商の館 田中本家博物館
〒382-0085 長野県須坂市穀町476
TEL:026-248-8008


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